私が突然クビになって人生が変わった話

失敗談

「来月から会社に来なくていいよ」

ある日突然、そう言われました。

第一子が生まれる直前のことです。

頭の中は真っ白になりました。

「なんでこんな優秀なスーパースターの私が?」
「これから生活はどうなる?」
「育休はどうなる?」

怒り、不安、悲しみ…いろいろな感情が一気に押し寄せてきました。

でも今振り返ると、この出来事が私の人生を大きく変えるきっかけになりました。

今回は、アルバイト・会社員・公務員・個人事業主・会社経営など、さまざまな働き方を経験してきた私が、突然クビになった経験と、その後どのように立ち直ったのかをお話しします。

ぜひ最後までお読みください。

その日は突然訪れた

ある会社で数年間働いていたときの話です。

仕事にも慣れ、ある程度のポジションを任されていました。

そして、来月には第一子が生まれる予定でした。

そんなある日、会社から突然こう告げられました。

「来月から会社に来なくていいよ」

頭が真っ白になりました。

何を返事したのか。

どのように家に帰ったのか。

その時のことはほとんど記憶にありません。

もう一度書きます。

「なんでこんな優秀なスーパースターの私が?」

同時に怒りと悲しみ、そして将来への不安が一気に押し寄せてきたことを今でも覚えています。

クビになった理由は?

正直に言うと、クビになった理由は今でも分かりません。

成績だったのか。

会社の事情だったのか。

人間関係だったのか。

最後まで明確な理由は分かりませんでした。

ただ、そのとき私はこう感じました。

「何を主張しても、この決定は変わらない」

だから私は、静かにその会社を去ることを決めました。

会社を去ると決めて最初にしたこと

まず、妊娠中の奥様に会社をクビになったことを伝えました。

私は覚悟していました。

「来月子どもが生まれるのにどうするの?」

「育休は?」

「何をしたの?」

きっと責められたり、不安をぶつけられたりすると思っていました。

しかし、奥様の口から出た言葉は予想外なものでした。

「そうか、良かったね」

私は驚きました。

なぜそんな言葉が出てくるのか理解できなかったのです。

すると奥様はこう続けました。

「この数年、全然楽しそうじゃなかったもん」

その瞬間、私は涙があふれました。

一番近くで私を見ていた奥様は、私自身よりも先に気付いていたのです。

私はその職場に合っていなかったということに。

今振り返ると、その職場は人の入れ替わりが激しく、定着する人も少なく、働いている人たちもどこか疲れた表情や生気のない目をしていました。

楽しそうに働いている人を、ほとんど見た記憶がありません。 

何かに怯えながら、不満を抱えながら毎日働く人が大半でした。

だから私は

「ここを静かに去って次へ進もう」

と考えることにしました。

ちなみに後日、子どもが生まれて落ち着いた頃に奥様に聞いてみました。

「あの時、本当はどう思ってた?」

すると奥様は笑いながら

「正直、不安でしかなかったよ。でも言わなかった」

と話してくれました(笑)

この瞬間、私は

死ぬまでこの人を愛し続けよう

一緒に居よう

と心に誓いました。

次の仕事に就くまで

クビになったので退職金はありませんでした。

まず最初に来たのは、お金の不安です。

そんな状況でも冷静でいられた理由があります。

それは

会社員として働きながら、個人事業主としても約7年間活動していたことです。

「何とかできる」

そんな自信が少しだけありました。

もちろん、会社員としての収入がなくなることは生活に大きな影響があります。

そこで最初に取り組んだのが、固定費の見直しでした。

当時は家計も個人事業の経理も、かなり大雑把でした。

クビになったことをきっかけに

  • 家賃
  • 通信費
  • 保険
  • サブスク
  • 車の維持費
  • その他の固定費

すべて洗い出しました。

すると、自分でも驚くほど多くの無駄が見つかりました。

ひたすら最適化を進めた結果、

「最低〇万円あれば生活できる」

という数字が見えるようになりました。

この数字が見えたことで、不思議なくらい心が落ち着いたことを今でも覚えています。

仕事と生活をどう立て直したか

次に決めたのは

「家でできる仕事、または家の近くで働く」

ということでした。

生まれてくる子どもと妻との時間を大切にしながら収入を得る生活スタイルを最優先に考えました。

そこで

  • 自身の経験知識を活かせる仕事
  • 自宅から自転車または徒歩で10分以内の職場
  • 家でできる物販
  • フードデリバリー

この4つを軸に仕事を再構築しました。

この決断が、後の幸せな最高のライフスタイル作ることになることを当時は知る由もありませんでした。

クビになってから数年後

クビになってから数年が経ちました。

振り返ると

  • 固定費
  • 働き方
  • 個人事業
  • お金との向き合い方
  • 人付き合い

すべてを見直しました。

その中でも、一番効果が大きかったのは固定費の見直しです。

毎月最低いくらあれば生活できるのか。

その金額を把握したことで

「もしまた収入がゼロになったらどうしよう」

という漠然とした不安はなくなりました。

人は、見えないものに恐怖を感じます。

敵は見えないから不安なのです。

幽霊は正体が分からないから怖いのです。

お金も同じでした。

毎月いくら必要なのか分からないから不安だったのです。

でも、数字で見えるようになると対策ができます。

準備もできます。

だから今は、万が一またクビになったとしても収入が無くなったとしても必要以上に不安になることはありません。

この経験のおかげで、私は「クビ耐性」が身についてしまいました(笑)。

まとめ

「自分はクビになんてならない」

そう思っている人も多いかもしれません。

でも、その日は突然やってきます。

だからこそ、普段から準備をしておくことが大切です。

収入が減ったり、突然仕事がなくなったりしたとき、一番大きな不安となるのはお金です。

その不安を減らすために、まずできることがあります。

それは

「毎月最低いくらあれば生活できるのかを知ること」

固定費を見直し、数字で把握することです。

クビになることは怖い。

でも、何も準備していないことの方がもっと怖い。

あの日、私は人生最悪の日だと思いました。

でも今では違います。

あの日があったから、今の素晴らしい働き方とライフスタイル

そして…

愛すべき家族がいます。

だから今なら心から胸を張って言えます。

私をクビにしてくれて、ありがとう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました